<菅首相>閣僚人事、綱引き続く 側近と調整(毎日新聞)

 菅直人首相は5日午前、民主党本部に入り、荒井聡前首相補佐官ら側近議員と党役員、閣僚人事について調整を続けた。7日に党役員人事を決定し、8日に組閣を行う方針だ。党内では小沢一郎前幹事長のグループと、非小沢系議員間で人事を巡る駆け引きが続いており、菅首相は、難しい判断を迫られそうだ。【影山哲也、立山清也】

 幹事長への起用に党内で異論が出ている枝野幸男前行政刷新担当相は5日午前、横浜市で街頭演説し「昨年8月の期待を裏切られたと多くの皆さんに思われてしまっている。どんな立場になるかわからないが、(民主党に)託して良かったと感じてもらえるように全力を挙げたい」と訴えた。

 仙谷、枝野両氏とも小沢氏と距離を置いてきた。小沢氏のグループの処遇について、仙谷氏に近い民主党の玄葉光一郎衆院財務金融委員長は5日午前、テレビ番組に出演し「一定程度小沢さんの影響力排除はやむをえない」と強調した。これに対し、事実上小沢氏側の支援を受けて党代表選に出馬した樽床伸二衆院環境委員長は同じ番組で、枝野氏を「党務の(幹事長)ポジションが向いているかはやってみないとわからない」とけん制した。

 首相は、閣僚人事については終盤国会への対応などを考慮し、鳩山政権の閣僚の多くを再任する方向で調整を進めている。ただ小沢氏に近い議員らからは「挙党態勢の組閣、党役員人事を必ず実現してくれると思う」(輿石東参院議員会長)などと、党内のバランスに考慮した人事を求める声が出ている。

 一方、党代表選で菅首相を支持した党内の各グループからも、ポストの配分を求める動きが出てくることも予想される。小沢氏は、9月の党代表選では菅首相への対抗馬を立てる可能性も示しており、首相も各グループの要望をむげにはできない状況だ。

 閣僚人事に関連し、札幌市でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)の貿易担当相会合に出席した岡田克也前外相は冒頭あいさつで、「同じ党内での政権交代で、スムーズに政権移行は行われるのでご心配いただく必要はない」と強調した。

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